1分で読めるあらすじ
大陸から200キロ離れた海洋研究施設から、潜水した探査船が未知の海溝を発見。
Amazon Prime Video より引用
しかし喜びもつかの間、船は未知の海域で消息を絶った。潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、救助に向かった先で、生物学の常識を超えた“モンスター”=MEGに遭遇。200万年前に実在し、絶滅したとされるその巨大ザメは、ジョーズの3倍以上の大きさで船を破壊し、研究施設を壊滅。そして陽光まばゆいビーチまで浮上してきた…。
ジョナス率いる海洋エキスパート・チームは、この究極の危機をどう乗り切るのか?いまだかつてない海洋パニックアクションを目撃せよ!
見どころ
過去に実在していたと言われているサメ(メガロドン)と「ワイルドスピード」や「エクスペンダブルズ」シリーズで「最強のかっこいい男」を演じてきた俳優、ジェイソン・ステイサムが大暴れする映画です。
他の○○シャークなどのサメ映画よりもサメの造形や動きなどリアルさが増しており、シンプルで見やすい作品設定ながら現実味があるところが見どころです。
また、ストーリーの終盤では、ハイテク機器が揃っている世界観でありながらも結局ジェイソン・ステイサムがサメとの肉弾戦になるシーンは良い意味でとても面白いので、是非一度見ていただきたいです。
映画のネタバレ
ネタバレ①_5年前の出来事
フィリピン海溝で潜水艦事故が発生する。
プロの潜水レスキューのジョナス(ジェイソン・ステイサム)は乗務員の救助に駆け付け、11人の人命を救うも巨大な「何か」からの衝突を受ける。
潜水艦は崩壊する寸前の状態となるも未だに8人以上が取り残されていた。必死にジョナスに助けを求める。苦渋の決断を強いられるも先に助けた人命を優先すべく残った人たちを置き去りに母艦と潜水艦を切り離した。
その直後、潜水艦は水圧で押し潰され水中で爆発してしまった。
ネタバレ②_5年後、海洋研究所で再び…
潜水艦での事故から5年が経った頃、中国から200マイル(約322キロ)離れた「海洋研究所マナ・ワン」では、あるプロジェクトの視察の為に資産家のジャック・モリスが訪れていた。
ジャックは研究施設のエントランスに案内されるとそこにはガラス張りになっており、クジラなどの海洋生物の生態系を間近で見れるようになっていた。感動するのも束の間、研究施設内のメインルームへ案内される。
そこでは、研究者のジャン博士が提唱している「マリアナ海溝の底には未知の空間が存在している」ということ実証するべく研究所のスタッフたちがオリジン号(潜水艦)で世紀の発見に向け潜っている最中だった。
オリジン号を操縦しているローリーがマリアナ海溝の底を覆っていた雲のような部分を抜けると、目の前には今まで見たことのない新種の海洋生物だらけの新世界が広がっていた。
オリジン号と遠隔操作型の探査機で調査を進めていると探査機が先にレーダーに映った「何か」の襲撃に合う。オリジン号のスタッフが混乱しながら探査機の方に近寄ると「何か」に襲われ、ここで地上の研究所スタッフとの通信が途切れてしまった。
ネタバレ③_ジョナスに助けを求めて
通信が途切れた後オリジン号は自力での帰還が難しいとされ、救出に向かう為に作戦会議を開くと残りのリミットは18時間程度しかないこと、深海1万メートルでの救助を出来る人物がジョナスしかいないという話になる。5年前の出来事を理由にジョナスに頼りたくないという意見とジョナスしか助けられないと話が割れるも最終的に彼に頼ることとなる。
現在のジョナスはタイのサムットプラカーンという地域で毎日のようにお酒を飲みのんびりと生活していた。
ジョナスに助けを求め、ジャン博士と研究者で過去の同僚でもあるマックと共に訪れるも頑なに二度と潜らないと言い続けるジョナス。だが、オリジン号を操縦していた人物がジョナスの元妻、ローリーであったことを聞かされ助けに向かうことを決断する。
その頃、オリジン号の内部では復旧作業が進められており電源の復旧と同時に再度「何か」の襲撃を受けローリーの腹部にドライバーが刺さり負傷してしまう。同時に襲撃を受けた際に酸素が漏れ始め、オリジン号の酸素が数時間しか持たない状態に陥ってしまった。
真っ先にジャン博士の娘、スーインが「私が助けに行く」と言い小型の潜水艇でオリジン号の元へ向かった。
スーインがオリジン号近くに近づくと
時を同じくして、ジョナスも海洋研究所「マナ・ワン」に到着する。到着して颯爽とエヴォリューション号へ乗り込むと動力の全てをエンジンへ回し、とてつもない速度で深海へ潜水していくのだった。
先にオリジン号の元へ辿り着いたスーインだったが巨大なイカに小型潜水を捕まれてしまう。その時、スーインの危機を救ったのは20メートル以上あるサメだった。しかしイカを捕食したサメは再び戻り今度はスーインの潜水艇を襲おうとするもギリギリのところでジョナスが到着し閃光弾を発射。サメを誘導してる隙に、スーインは先に浮上することを余儀なくされる。
スーインを助けたジョナスはオリジン号へドッキングし救助活動を開始した。
作業を開始してローリーとウォールが潜水艇に乗り移った頃にサメが戻ってきてしまうも、もう一人の乗務員トシが自らを犠牲にしてジョナス達3名の命を救った。
ネタバレ④_何とか地上へ
ジョナスが何とか地上に戻ると、ジョナスに対しスーインは「また見捨てた」と責めてしまうもジョナスは「クルーを潜らせたのはそっちだ!」と反論する。
ジョナスはやるせない気持ちを抑えつつ、その足で元妻のローリーの元へ向かった。医務室ではヘラー医師がローリーを治療しており、急所から外れていた為、命に別条が無いことを伝えた。5年前のわだかまりもあり気まずい空気が流れるもヘラー医師がジョナスに「すまない、間違っていた」と謝ると、ジョナスはローリーを救う事で許すことを伝えると、その場を後にした。
その後MEGをどうするか会議で話し合っていると、満場一致で慎重に作業を進めるべきと話す中、資産家のジャックのみが横取りされる前に世紀の大発見の為に動くべきと意見する。だがそれを聞いていたジョナスは人間が勝てる相手ではないと脅しを入れる。
その頃、スーインの娘のメイインが海洋研究所内の海中トンネルエリアを一人で散策していると背後から突然ガラス越しにMEGが現れ、強靭なガラスに歯を突き立てた。メイインの悲鳴を聞き急いで駆け付けるジョナスとスーイン。何があったのかメイインに聞く最中、再びMEGが現れ物語冒頭で泳いでいた親子のクジラを目の前で捕食した。MEGは近くの船を次々と襲い3隻の船から一斉に救難信号が送られてくるも現場に到着するころには船の残骸だけが残っていた。
近くには未だにMEGが泳いでおり、倒すためには位置を把握する必要があった。船で近づけば船ごとやられてしまうことからジョナスが泳いで近づき発信機を取り付けることになる。ジョナスは何とか発信機をMEGの背びれに取り付けることに成功し、間一髪のところで船に帰還する。
ジョナスの帰還を喜ぶのも束の間、作戦を実行する為には誰かがシャークゲージの中へと入り至近距離でMEGに麻酔を打たなければならない。
そこで今度は「私が行く」とスーインがゲージの中へ入りMEGをおびき寄せた。しかしMEGは予想よりも大きくシャークゲージを丸呑みにしようと暴れるもギリギリのところで麻酔が効果を発揮。スーインは間一髪MEGから捕食は免れるもMEGの猛攻で酸素マスクにヒビが入ってしまい海中で意識を失ってしまう。
ネタバレ⑤_2匹目のMEG
酸素切れで意識を失ってしまったスーインを何とかシャークゲージから引き出し船に引き上げるジョナス。
スーインが目を覚ますと船の一室のベッドで横になっており、ジョナスとジャン博士、ヘラー医師は安堵する。船の甲板では捉えたMEGをクレーンで吊り上げ、ようやく訪れた平穏に皆で歓喜していた。作戦が成功し喜ぶ一同だったが突然海中からもう一匹のさらに大きなMEGが現れ研究者のウォールと吊り上げていたMEGに喰らいつき、そのまま船は転覆してしまう。
転覆時にジャン博士は負傷、ヘラー医師は近くのゴムボートを手に入れる為に仲間を守りMEGに食べられてしまう。
資産家のジャックが救援を呼び絶望的な状況の中なんとかゴムボートで逃げることに成功する。
現場を後にするゴムボートの上で瀕死のジャン博士が息を引き取り、海洋研究所へ辿り着いたメンバーは仲間の死に悲しむ中、資産家のジャックは近隣諸国へMEGの事を伝える事、そして研究の中止を職員達に伝えた。
その夜、ジャックは一足先にヘリで帰る為に飛び立つと自身が投資した研究で今後多くの被害者が出ること(世間から非難されること)を恐れ、今回の出来事を揉み消そうとヘリからMEGに爆撃を仕掛ける為に準備を進めていたのだった。
秘密裏に作戦を進めMEGを爆撃で倒すことが出来たことに喜ぶジャックだったが、爆撃で攻撃したのはクジラだった。MEGではないことに気づき急いでその場を離れようとするジャックだったが船が急発進したことによってジャックのみが船から落下してしまいその後現れたMEGにクジラと共に食べられてしまう。
翌朝、ジャックが近隣諸国に連絡していないことに気づいた研究所メンバーは、自分たちの手でMEGを倒すことを決心する。
ネタバレ⑥_最終決戦
MEGは人が多く集まっている中国の三亜湾ビーチを目指していた。
研究所メンバーも発信機からMEGの行き先が三亜湾であると予測し、これ以上被害を出さない為にも政府に連絡するも「絶滅したはずの巨大鮫が生きていた」とは信じてもらえず自分たちだけで倒すことを決心し、一同は着々と準備を進めていく。その頃、何も知らない三亜湾では多くの一般市民が海水浴を楽しんでいたが、突然のMEGの出現でパニックになっていた。
MEGは数人を捕食し、次の獲物を喰らおうと逃げ遅れた人だかりに向かう。
逃げ遅れた人達が襲われることを覚悟したギリギリのタイミングでジョナス達が録音したクジラの鳴き声を流すことで、MEGは方向転換をするのだった。MEGを迎え撃つため、2機の小型潜水艇で待機するジョナスとスーインだったが、突然現れたはMEGに驚き反応に遅れてしまう。ジョナスは繊細な操縦技術で岩陰に潜水艇ごと潜り込むも、待ち構えていたMEGに襲われ潜水艇の右側を損傷してしまう。スーインがタイミングを見計らいミサイルを発射するもMEGの横腹を掠る程度で致命傷にはならない。ジョナスのミサイルも潜水艇の損傷と共に発射出来ない状況になる。そこでジョナスは自身の潜水艇の損傷部分から出ている金属片でMEGをズタズタに引き裂く作戦を思いつく。MEGの攻撃を避け、計画通りMEGの腹部を引き裂くもまだ息のあるMEGは潜水艇に噛み付き、ジョナスはピンチへと陥ってしまう。何とか潜水艇の外に逃げたジョナスは、モリをMEGの目に突き刺した。明らかに動きが鈍くなり、大量の出血をしているMEGの元には、多くのサメが群がりMEGを捕食し始めた。
ようやくMEGの一件に終止符を打つことが出来た研究所メンバーは安堵し船上では生き残れたことや仲間たちに感謝し、「乾杯」とマグカップを合わせるのだった。
登場人物とキャスト&日本語吹き替え 詳細
ジョナス・テイラー
(キャスト:ジェイソン・ステイサム / 日本語吹き替え:山路 和弘)
名前:ジョナス・テイラー
レスキューチームのリーダーを務めていたプロのダイバー。
5年前にMEGに襲われ潜水艦事故が発生してしまう。
その際に他の乗務員とチームメンバーを助けるために取り残されたメンバーを置き去りにし、救命艇を発進させた。
帰還後に「巨大な何かに襲われた」と主張するも、潜水艇からの救助者の一人でもあるヘラー医師に「精神異常を起こし、錯乱していた」と言われ置き去りにしたことを非難されてしまう。
そのことをきっかけに二度と潜らないと決め仕事を退職。その後タイ王国で酒を飲みながらのんびり生活していたが、今回の事件に巻き込まれてしまう。
スーイン・ジャン
(キャスト:リー・ビンビン / 日本語吹き替え:魏 涼子)
名前:スーイン
海洋研究所責任者のジャン博士の娘で海洋学者。
活発で強気な性格をしている今作のメインヒロイン。
MEGに襲われた仲間を助ける為に誰よりも早く行動するも、逆にジョナスに助けられてしまう。
チームメンバーの救出時に犠牲を出してしまったジョナスに厳しい言葉を投げかけてしまうが、誤解が解けた際には和解し頼もしいパートナーとなっている。
始めはジョナスを非難したりする気の強い女性ですが、少しずつジョナスを信頼していき、最終的にはジョナスの次に体を張ってMEGと対峙しており、とても成長を感じられる登場人物です。
メイイン・ジャン
(キャスト:ソフィア・ツァイ / 日本語吹き替え:佐藤 みゆ希)
名前:メイイン
海洋学者スーインの一人娘。
作中で度々登場してはジョナスにジョークを言ったりして場を和ませたりしてくれる。
また、MEGに襲われ船が転覆した際には、研究所メンバーと共に海に投げ出されてしまうが泳げないDJに救命胴衣があると伝え落ち着かせたりと、冷静な一面も持ち合わせている優秀な仲間の一人。
ジャック・モリス
(キャスト: レイン・ウィルソン / 日本語吹き替え:伊藤 健太郎)
名前:ジャック・モリス
海洋研究所(マナ・ワン)の施設設立の為に出資した資産家。
深海の中に未発見の領域を発見した際には、投資が成功したと喜ぶも、その発見が原因で被害者が出始めてしまうと隠蔽しようとした。
最終的にヘリからの爆撃を計画し密かにMEGの存在をこの世から消そうとした結果、金で雇った仲間?からも見捨てられてしまいMEGに襲われてしまう。
ローリー
(キャスト:ジェシカ・マクナミー / 日本語吹き替え:吉田 麻実)
名前:ローリー
ジョナスの元妻で、研究所の一員になる前は反捕鯨活動を行っていた。
(捕鯨船を手製の魚雷で沈めたとかなんとか…)
潜水艦を操縦し、他2名と深海の未発見に潜るもそこでMEGに襲われてしまい潜水艦内で負傷してしまう。
そして、そのまま潜水艦内に閉じ込められてしまい、自力で戻ることが出来なくなってしまうが、このことがきっかけとなり「絶対に潜らない」と決めていたジョナスを動かした重要な人物
MEG
名前:メガロドン(MEG)
本作品のメイン?でもある260万年前に実在していた巨大ザメ。
マリアナ海溝の底に存在していた人類が未発見だった空間から潜水艇が脱出する際に出来たトンネルを通り現代の海へ解き放たれてしまう。
全長23メートル、体重20トンという巨体で人だけでは無く、船やクジラにも襲い掛かりパニックに陥れる。
※メガロドンの歯の大きさは人間の手のひらと同じくらいあるそうです。
映画「MEG ザ・モンスター」メイン出演者&公開情報
メイン出演者 :ジェイソン・ステイサム
:リー・ビンビン
:レイン・ウィルソン
:ソフィア・ツァイ
:ジェシカ・マクナミー
上映時間:125分
公開日 :アメリカ合衆国 / 中華人民共和国 2018年8月10日
:日本 2018年9月7日
ざっくり映画評価
①総合的満足度:
②話の面白さ:
③話の分かりやすさ:
④テンポの良さ:
⑤オススメ度:
[delivery-info]
劇中の曲名
・Mickey / Pim
ジョナスがタイでの生活を満喫しているときの曲
・I Love You / David Tao
三亜湾で行われていた船上ウエディングのシーンで流れていた曲
・Do Something Crazy / Outasight
賑わうビーチのシーンで流れている曲です。
まとめ(感想)
話題になったジェイソン・ステイサムとサメが大暴れする映画、「MEG ザ モンスター」の一作品目をネタバレ紹介させていただきました。
感想としては、作り込みが良く出来ているB級寄りのA級サメ映画と言ったような感想です。
SNSのコメントなどで多かった中国色が強かったという点においても、作品の舞台が中国となっている点を考えると自然なことだと感じたので、この点に関しては個人的には違和感はありませんでした。
サメ映画と言えばB級が多いイメージでしたが、制作に費用が掛かっていることもありCGなどにもリアルさと迫力を感じることが出来る作品だと思いました。
あえて不満を上げるとするならば、前半のストーリーの進み方が「グダグダしてしまっている」と感じた点です。
結末として主人公とヒロインは恋愛模様に発展することはなかったのですが、中盤で恋愛に発展することを匂わせる展開が有り、その点はわざわざ盛り込む必要が無かったようにも思いました。
ここまでが映画の感想となります。
まとめですが、全体を通してスリルを感じたい方などは楽しめる映画にはなっているので是非見ていただきたいです。
また、「MEG ザ モンスターズ2」も公開されているので、予習も兼ねて当サイトのネタバレを見ていただければと思います。
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