MCU記念すべき1作品目！「アイアンマン」ってどんな映画？映画の内容を【ネタバレ有りで紹介】

トニー・スタークは新たに開発した新兵器(ジェリコミサイル)をアフガニスタン駐在のアメリカ空軍に披露するべく訪問。
新兵器のお披露目＆空軍との武器取引の契約も完了し、ノリノリな音楽を流し、軍人との談笑を交え帰路を辿っていた。
そんな楽しい雰囲気のさなか、テロリストたちの襲撃にあってしまう。

彼を護衛していた兵士たちは戦闘態勢で外に出るも、次々に撃たれてしまう。
トニーも慌てて外に飛び出し、身を守るべく岩陰に隠れるもテロリストが放った自社製(スターク・インダストリーズ)ミサイルの爆発に巻き込まれ、気が付いた時には拉致されていた。

事件発生の36時間前。ラスベガスではアポジー賞(科学技術の賞)の授与式が開催されていた。

未来を見通す者、天才、アメリカの愛国者。有名な兵器開発者、ハワード・スタークの息子として生まれ、4歳で回路基板を組み立て、6歳でエンジンを制作。17歳でマサチューセッツ工科大学を首席で卒業。
トニーは17歳の時に父を亡くし、ハワードの親友であったオバディア・ステインが一時的にスターク・インダストリーズのCEOに就任。

その後、トニーが21歳になりスターク・インダストリーズの最高責任者(CEO)に就任。
「高性能兵器やロボット、軍用衛星を次々に開発。トニーはアメリカの兵器産業に革命をもたらし、今やアメリカの自由と利益を守っている」と称賛され、親友である空軍中佐のローディからも「親友でも有り、師として尊敬する人物です」と紹介され壇上に呼ばれるも一向に現れないトニー。
代理として急遽オバディアが壇上に上がり、「私がトニーだったら、今どれほど光栄に思い、嬉しいかお伝えするでしょう…。トニーは常に仕事漬けで忙しい人間なのです！」と言ってその場を締めた。

その頃、トニーはというと授賞式をすっぽかしカジノで遊んでいた。
満足するまで遊んだトニーはその場を後にしようと車に向かい、車に乗り込む寸前、雑誌ヴァニティ・フェアの記者、クリスティン・エヴァーハートが声を掛けた。
そんな彼女はトニーに軍事開発産業で「現代のダヴィンチと言われていますが、ご感想は？」「死の商人、戦争成金と言われているが？」と武器開発の裏事情について切り込んだ質問をした。
トニーは「平和はより大きな力が抑制する」と返答後ジョークを挟みつつ何故、武器開発を行っているのかを語った。
トニーの「兵器で稼いだお金で新規医療技術の開発やバイオ穀物の開発を行い、多くの人々は救われている」という言い分に呆れるも、トニーの挑発的な誘いに乗ってしまい結局その後一夜を共にする…。

翌朝、J.A.R.V.I.S.(AI)ジャービスのアナウンスで起床した彼女は断崖に建築されている、巨大なスターク邸に驚愕した。
驚いているのも束の間、彼女のクリーニング後のスーツを持ってきたペッパーに社長の要望なら「ごみをつまみ出す仕事もしている」と皮肉を言われ追い出された。

その頃トニーはラボで車を改造する作業を行っていた。
その後、ペッパーとの雑談を挟みトニーは3時間遅れで空港に向かうのだった。

空港では、3時間待たせられたローディが不機嫌そうに待っており、そのまま同席したが、自家用ジェットの中でお酒を飲み、ご機嫌になりながらアフガニスタンへ向かった。
到着後に新兵器のお披露目を行い、その後、冒頭のテロリスト達からの襲撃事件に巻き込まれるのだった。

テロリストから拉致されたトニーが目を覚ますと胸には金属の部品が取り付けられ、そこから出ているコードと車用のバッテリーが接続されている状態だった。
同じく拉致され捕虜となっているインセン博士は自身が医者でもあり科学者という事や、トニーの胸の機械は電磁石になっており、一つだけ取り出せなかった爆弾の破片が心臓に到達しないように引っ張る役割があることを説明。
テロリストは捕虜となったトニーに新兵器であるジェリコミサイルを作る事を強要するのだった。

自身とインセン博士の身を守る為、その場しのぎではあるがジェリコミサイルの作成を約束した。
トニーは、その後自身の生命維持装置とも言える発電機、小型熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」をガラクタから制作し胸に装着した。
その後、リアクターを動力源とした脱出用パワードスーツの制作とその計画をインセン博士に伝えた。

数日間、ミサイル制作と見せかけながらスーツ製作などの脱出計画を進行するも、パワードスーツの完成を目前にミサイルでは無いものを作っていることがバレてしまい、襲撃を受けるトニーとインセン博士。
スーツを起動する為には時間が必要だった為、インセン博士は自らが犠牲となってトニーの為に時間を稼ぐ。
パワードスーツを身に纏いテロリストたちを圧倒するトニーだったが、銃撃を受け倒れているインセンを発見し共に逃げようと言うが、そんなトニーに対して、「全て自分のプラン通りだ」と言うインセン博士。
最後にインセン博士はトニーに「その命、無駄にするな」とだけ伝え、亡くなってしまう。

トニーは何かを決めた表情をし、再び脱出に向けて洞窟の外で待機しているテロリストに対峙した。
そして、テロリストの所持する爆弾を腕に装着した火炎放射器で爆破させたのち、自身もパワードスーツで空中へ飛行し砂漠へ不時着し、何とか脱出に成功することが出来た。

脱出後、トニーは不時着した砂漠をしばらく一人で彷徨い、トニーが拉致された後から捜索を続けていた空軍のローディにヘリで見つけてもらい何とか帰還する。
拉致されたことで、自社の兵器がテロリストに横流しされていたことを知ったトニーは驚愕し、
トニーは帰還早々に記者会見を開きたいとペッパーに伝えた。
兵器製造を行ってきた償いの為にトニーは人々に奉仕出来るようにする為、スターク・インダストリーズ社は兵器産業からの撤退ををメディアに伝えた。

唐突の発表で驚きを隠せず、混乱している記者やオバディアの事などお構いなしにトニーは新型のアーク・リアクターへのアップグレードや、新型スーツの制作に取り掛かる。
ラボでパワードスーツの設計を最初から見直し飛行テストなども行った結果、一時的に飛べるだけでは無く、常時飛行が可能なパワードスーツを制作することに成功。

飛行テストでは、空中を散策後、人類が戦闘機に乗って到達した最高記録である8万5000フィート(約25.9㎞)を目指し、上空へ一直線に上昇するも高度4万フィート(約12.2㎞)で氷結してしまい、スーツに搭載していたJ.A.R.V.I.S.(AI)ジャービスも反応しなくなり、そのまま墜落かと思いきや何とかギリギリの地点でスーツの氷を割り、J.A.R.V.I.S.(AI)ジャービスを再起動することに成功。
何とかラボに帰還するも、カッコよく着地とは行かず、スーツの重みで地下まで落下してしまう。

ラボに戻った直後、デスクに荷物が届いていることに気が付き、メモ書きには「ペッパーより」と書いてあった。中身を確認するとそこには、ペッパーに廃棄するよう命じていた洞窟で作成した初期のリアクターが入っていた。
リアクターの周りには「トニースタークにもハートがある」とメッセージが記されておりオブジェとして飾れるようにガラスケースに入れられていた。

贈り物の確認後、再びラボのデスクに戻り氷結の対策を考え、解決策を考案し、氷結対策機能をスーツに実装することとなった。

ふとトニーがTVに目をやると、自身が招待されていないスターク社のチャリティパーティが開催されていることを知る。
スターク社は武器製造をしないことを発表した後オバディアによってトニーは経営から除外されていた為、招待されていなかったことを知り、腹を立てるトニーに対しオバディアは言い逃れをする。

そんなオバディアに腹を立てながらもパーティに参加すると、そこにはドレス姿のペッパーが参加しており、トニーはペッパーをダンスに誘うも拒まれてしまう。
だが、再度ダンスをしようとフロアに連れ出し共に踊るも、ペッパーはトニーと踊ることで「同僚に浮かれているように見られてしまう」と、人目が気になってしまう。
そんなペッパーを屋上に連れ出し、2人きりで話していると思わずキスをしそうになるも一歩手前で踏みとどまってしまう二人。
トニーはお酒を取ってくると言いバーカウンターに行くとそこで前述の記者、クリスティンに再び声を掛けられる。
話を聞くと、インセン博士の故郷のグルミラという町ではスターク社の兵器を使いテロリスト達が住民を支配しているという内容だった。
トニーは「兵器の出荷は停止している」と反論するも、昨日撮ったという紛争地の写真を見せられ、会社では密かにオバディアが取引していることを知ったトニー。
そこでオバディア本人に「一線を越えないことが会社のルール」でありこのような事態を見過ごせないと伝えると、オバディアの口からはトニーへの解任要求をしたのは自分であると伝えたのだった。

真実を聞かされ憤りを隠せないトニーはペッパーのことを置き去りにしたまま、自宅に帰宅してしまう。
帰宅後、トニーは未だに自身の開発した兵器で戦争が起きている事をニュースで知ると、新型スーツ身に付けるのだった…。

赤と金の新型のパワードスーツを着用し、紛争地域に向かったトニーは襲われていた現地の人たちを救い、周辺で使われていた自社兵器を爆破しその場を後にする。

目的を果たしたトニーが帰路を辿っていると、グルミラでの出来事を知った空軍と鉢合わせした為、新型スーツの性能テストも兼ね戦闘機との空中戦を繰り広げ、戦闘機を破壊してしまう。
ローズ中佐に自身がアイアンスーツを着て空を飛んでいたことを打ち明け、友人の助けでスーツの存在を隠しつつ戦闘機の件は事故ということで公表し、正体がバレることを免れた。

一方でテロリストと裏で手を組んでいたオバディアは、再びトニー暗殺の為に動いていた。
トニーが洞窟から脱出する際に使用したアイアンスーツの部品をテロリスト達が回収しており、オバディアはそのアイアンスーツを回収後にテロリストたちを皆殺しにしてしまう。
その後、自社の腕利きエンジニア達を集め、密かにオバディア専用のアイアンスーツの開発を進め始めた。

その頃トニーは、ラボでペッパーに対して横流しされた兵器を破壊する為に、取引履歴を会社のパソコンから取ってきて欲しいと話していた。一度は断るもトニーの「やっと自身がすべきことが分かった。これが正しい道と信じてる」という言葉でペッパーも渋々協力することとなる。
ペッパーが会社へ行き、パソコンのファイルを探していると、不正取引をしていた証拠や、オバディアがテロ組織と内通している証拠が映像と共に出て来た為、ペッパーは急いで全てのファイルをUSBメモリにコピーしようとした。

そこに突然戻ってきたオバディアと鉢合わせになるも、何とか会話で誤魔化し、たまたま訪ねてきていたコールソン捜査官とその場を後にする。
全てを知られたことに気づいたオバディアは、暗殺計画を遂行させるため先回りをし、音波で神経を麻痺させる兵器「ソニックテイザー」を使用し、トニーの自由が取れなくなったところで胸のリアクターを奪い取ってしまう。
生命維持装置を奪われたトニーは何とかラボまで行きペッパーが送ってくれた、初期のリアクターを胸に嵌め込み何とか一命を取り留めることが出来た。
そこにペッパーから知らせを受けていたローズ中佐が駆け付け、アイアンスーツを装着するトニーに「こんなすごい物、初めて見た」と感動。
トニーは戦闘機を飛ばさないように指示を出し、空へ飛んで行ったトニーを見送った後、部屋にあった製作途中のスーツに次は一緒に行くか？と問いかける。

オバディアはすでに完成させていたアイアンスーツへトニーから奪ったリアクターを装着し、スーツを起動させた。

オバディアを逮捕すべく、コールソンを含む数人の捜査官たちと共に、ペッパーもオバディアのラボを訪れていたがスーツを装着したオバディアに襲われる寸前でトニーが間に入り交戦が始まる。
新型のリアクターを使用しているオバディアに苦戦を強いられるトニーだったが、ここで一つの作戦を思いつく。

自身も試作段階で陥った氷結状態にするべくオバディアを空中へ誘い、ひたすらに上昇を続ける。
氷結対策をしていなかったオバディアは氷結状態に陥り、アイアンモンガーもろとも落下する。

戦いが終わったと安心したのも束の間、スーツを脱ごうとしているトニーを再び攻撃。エネルギー切れに陥っていたトニーは再び苦戦を強いられるも、ペッパーに指示を出しラボの大型アークリアクターのエネルギー波でオバディアは気絶してしまう。
その後、オバディアはそのまま大型のアークリアクターへと落下し爆発に巻き込まれ絶命する。
後日、スターク・インダストリーズでの爆発事故についてはロボット型試作機の暴走で爆発が起きたと記者会見が開かれた。事件の真相を隠すべくS.H.I.E.L.D.シールドが用意したメモを読むように促されるトニー。オバディアは休暇中に小型飛行機の墜落で亡くなった事で辻褄を合わせようとするコールソン。
トニーが記者会見の場に登壇し会見が始まる。最初は今回の事件に自身は関与していないと伝えるものの、少し考えた後に「私がアイアンマンだ」
と真実を伝え会場が大騒ぎになる。

帰宅するとS.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーが待っていた。
彼は「ヒーローは君一人ではない」と告げた。
そして「アベンジャーズ計画」についてトニーに伝えに来たのだった。