1分で読めるあらすじ
海の恐怖は、MEGだけではなかった。
MEG ザ モンスターズ2 公式サイトより引用
太陽の光が全く届かない、暗闇の世界「マリアナ海溝」。潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は研究チームと共に“人類未踏の地”へ。しかし、地球上で最も深い場所で彼らはある“恐怖”を目覚めさせてしまう。生態系の頂点に君臨する絶滅したはずの最恐巨大サメ“MEG”。未曾有の大きさと獰猛さで襲い来るMEGの群れ。そして未知の巨大生物たちー!深海からビーチまで襲来する絶体絶命の危機に、彼らはどう立ち向かうのか⁉
見どころ
「MEG ザ・モンスターズ2」は、1作目の興奮をさらにスケールアップしたアクションとスリル満点の展開が詰まったエンターテインメント作品です。
ジェイソン・ステイサム演じる無敵のジョナス・テイラーは、今作でもその名にふさわしい大暴れっぷりを披露。
1作目ではメガロドン1匹を相手にしていましたが、今作ではなんと3匹を同時に相手にするという驚愕の展開が待っています。その無茶苦茶さが一層爽快感を引き立てており、アクションシーンの迫力は圧巻です。
また、1作目から続投しているキャラクターたちの成長や関係性も見どころで、さらに新たな無敵キャラクターとして登場するメイインの叔父が物語にコミカルで豪快なアクセントを加えています。
海洋モンスター映画としてのスリルも大幅にパワーアップしており、MEGだけでなく新たな巨大生物たちが続々と登場。海中のシーンでは、美しさと緊張感が同居する映像美が観る者を引き込みます。
もちろん初めて観る方でも十分楽しめる内容となっており、前作を超えるスケール感と楽しさが味わえます。
ジョナスの無双アクションと巨大モンスターたちの激突を是非ご自身の目でご覧ください。
映画のネタバレ
ネタバレ①_前作後のジョナスとスーインは?
1作目では、過去の事故が原因で酒浸りの日々を送っていたジョナス。
しかし、MEGとの死闘を経て見事に立ち直り、今作ではマナワンの一員として環境保護活動に従事しています。
物語の序盤では、ジョナスが大型タンカーに潜入し、違法に放射性物質を海に投棄している団体の証拠を密かに撮影しているシーンからスタートします。
しかし、不運にも船員に見つかってしまい、壮絶な逃亡劇の末に海へ飛び込むことに。このスリリングな展開から、ジョナスのタフで無敵なキャラクターが健在であることを印象付けます。
一方で、前作で重要な役割を果たしたスーインについて、驚きの展開が待ち受けています。なんと、彼女は前作後の事故で命を落としていたという設定に「!?」と思わず驚かされます。
その娘であるメイインは、スーインの叔父であり新キャラクターとして登場するジウミンに育てられているという背景が描かれています。そして、マナワン自体も現在はジウミンの手によって運営されており、前作の物語を繋ぐ大事な要素となっています。
ジョナスの環境保護活動への新たな取り組みや、スーインの予想外の展開は、物語の序盤から観客を惹きつける重要なポイントです。
前作からの要素を引き継ぎながらも、メイインの叔父ジウミンや彼が引き継いだマナワンの描写によって、前作後の世界観がさらに広がりを見せています。
ネタバレ②_海底での裏切り
海底調査は一転、命懸けのサバイバルへと突入します。
ジウミンが飼育していたメグ“ハイチ”は繁殖期を迎え、深海調査中に巨大なメグたちと接触。
その後、一行は謎の海底施設を発見しますが、それはマナワンに資金提供している富豪ヒラリーと手下のモンテスが、違法にレア・アースを採掘している現場でした。さらに、マナワン職員だったジェスの裏切りも発覚。
証拠を隠すために施設を爆破され、ジョナスたちは深海に取り残されてしまいます。
潜水服で危険な海底を歩いて脱出を試みるものの、そこには3匹の巨大なメグが徘徊。
緊張感が最高潮に達する中、犠牲を出しながらもなんとか地上へと戻ることに成功します。
しかし、マナワンはすでにヒラリーとモンテスの手下に占拠されており、ジョナスたちは命を狙われる羽目に…。
最終的にゴムボートでメグに見つからないよう静かにマナワンを離脱するという、さらなる危機に挑むことになります。
ネタバレ③_3匹のメグ、スナッパーズ、そしてジャイアントオクトパスまで
海底の亀裂から抜け出したメグ3匹が、人気リゾート地ファン・アイランドを目指して進むという絶望的な展開。ジョナスたちもそれを阻止すべく急行しますが、状況はさらに悪化。深海から浮上してきたのはメグ3匹だけではなく、スナッパーズという獰猛な捕食生物の群れ、そして巨体のジャイアントオクトパスまでもがファン・アイランドを目指して集結してしまいます。
ファン・アイランドに到着したジョナスたちは、ジョナス達の口封じを目論む犯罪集団のモンテス一行と対峙。そこに追い打ちをかけるようにメグ3匹、スナッパーズの群れ、そしてジャイアントオクトパスが次々と襲来します。
リゾート地は一瞬にして地獄絵図と化し、陸上でも海上でも戦いへ。
ジョナスたちは島の人々を守るため、メグや捕食生物たちと命懸けの戦いを繰り広げます。
ジョナスチーム、モンテス一行、そして深海モンスターたちが繰り広げる混沌のバトルの行方は、ぜひその目で確かめてください!
登場人物とキャスト&日本語吹き替え 詳細
ジョナス・テイラー
(キャスト:ジェイソン・ステイサム/ 日本語吹き替え:山路 和弘)
ジョナス・テイラーは、深海ダイバーであり、どんな危機にも立ち向かう無敵のヒーロー。前作ではメグとの死闘を経て海を守る英雄となり、今作では環境保護活動家として汚染物質の不法投棄を取り締まりつつ、マナワンで海底調査を担当しています。
その勇敢さと行動力は相変わらずで、命懸けのミッションをものともしないタフさが魅力です。
一方、スーインが亡くなったことでジウミンと共にメイインの父親代わりとして過保護な一面を見せるなど、人間味のあるキャラクターでもあります。
一作目よりも面倒見が良くなっています。
物語を通じて、3匹のメグや深海の巨大生物、さらには犯罪集団と戦い続ける姿は圧巻。
相変わらずジェットスキーと槍でメグに挑むなど、スリリングなアクションシーンは必見です。
ジウミン・ジャン
(キャスト:ウー・ジン/ 日本語吹き替え:加瀬 康之)
前作ヒロインでもあったスーインの兄であり、14歳のメイインを育てる叔父として登場します。
マナワンのCEOを務める彼は、研究者としても優れた手腕を発揮し、メグを研究対象として飼育するなど、多くの成果を上げています。穏やかな性格ながら、家族思いで責任感が強く、メイインの父親代わりとして厳しさと優しさを兼ね備えた姿が印象的です。
ジウミンも物語が進むにつれ、ジョナスのようなの戦える男としての勇敢さが際立ってきます。
メグや巨大な深海生物、さらには犯罪集団との戦いに挑む彼の行動は、頼れるリーダーへ。
特に、自ら手作りの爆弾を使って戦うシーンでは、彼の大胆な一面が垣間見えます。
ジウミンは、冷静さと勇気そしてと時々見せるおちゃめな仕草などを併せ持つキャラクターとして、
物語をより面白くしてくれる重要なおじさんという感じでした。
メイイン・ジャン
(キャスト:ソフィア・ツァイ/ 日本語吹き替え:雨宮 天)
前作のヒロインでもあったスーインの娘。
今作で重要かつ大胆な活躍を見せる14歳の少女。
前作からの5年の間に母を失い、叔父のジウミンに育てられながら、ジョナスを父親代わりに慕っていますが、過保護すぎる態度に反発する一面も。
好奇心旺盛で聡明な彼女は、ジョナスの制止を振り切り潜水艇に密航したりします。
深海の脅威や数々の試練を通して、成長していく姿が今作の中でも印象に残ります。
メイインは、ただ守られる存在ではなく、危険な冒険の中で自ら考え行動し、大人たちに負けない強さを見せます。
母譲りの芯の強さと勇敢さと彼女の成長も本作の重要な要素となっています。
DJ
(キャスト:ペイジ・ケネディ/ 日本語吹き替え:あべそういち)
DJは、前作にも登場しているマナワンのスタッフです。
前作では臆病な面が目立っていましたが、いざという時はジョナスたちのミッションを陰から支えてくれる頼れる存在ともなっています。
前述の通り前作では深海の恐怖に対して臆病な一面を見せることもありましたが、今作ではその時の教訓を生かし見事に体と精神を鍛えて泳げるようにもなってジョナスチームとして今作参戦しています。
今作では緊迫した状況下でも冷静な判断力を発揮し、仲間たちを助ける重要な役割を担います。
(DJお前あんなに情けなかったのに…)
また、ユーモア溢れる軽妙なトークで、極限状態でもチームの士気を保つムードメーカー的な一面も持ち合わせています。
深海のモンスターや犯罪集団との戦いが続く中で、彼の軽妙な発言が緊張感を和らげる瞬間もあり、観客にとっても癒しのキャラクターとなっています。
モンテス
(キャスト:セルヒオ・ペリス=メンチェータ/ 日本語吹き替え:西 凜太朗)
モンテスは、今作でジョナスたちと対峙する犯罪集団のリーダー。
冷酷かつ非情な性格で、目的のためなら手段を選ばず、必要とあれば仲間すら切り捨てる徹底した悪役です。
深海のレア・アースを違法に採掘するため、富豪ヒラリーと手を組み、マナワンを占拠。さらに、MEGを倒すことよりもジョナスたちの命を執拗に狙い、追い詰めていきます。
モンテスは単なる脅威ではなく、その計算高い策略や、ジョナスとの直接対決で見せるタフさが印象的です。
特に、深海ステーションでのジョナスとの戦いでは、鉱石を運んで砕くためのベルトコンベヤにジョナスを入れようとしてみたりとなかなかの残忍な性格が出ています。
残忍な一面がある一方パートナーのジェスがMEGに食べられた事で怒りの矛先がジョナスへ…。
復讐心に燃えるモンテスが執拗にジョナスを追い詰める展開へ。
MEG2 モンスターズ
(キャスト:キャスト名 / 日本語吹き替え:声優)
名前:MEG
MEG(メガロドン)は、今作でも物語の中心となる深海から浮上した巨大なサメ。
古代の海洋捕食者としての威厳と恐ろしさをそのままに、スケール感と存在感が圧倒的です。
今作では3匹のMEGが登場し、それぞれが異なる特徴を持ちながら、陸上や海上を舞台にした激しい戦いを繰り広げます。
今作ではマナワンで研究されていたハイチの成長や繁殖行動が描かれることで、生物としてのリアリティと壮大さが加わわっています。
その圧倒的な力と破壊力で、観る者に恐怖と驚きを与え続けるMEG。
サメ映画に重要な恐怖&スリルを与える存在として、今作でも圧倒な存在感を放ち大暴れします。
名前:スナッパーズ
スナッパーズは、深海の亀裂からMEGと共に姿を現した獰猛な捕食生物の群れで、今作における新たな脅威の一つとなります。
彼らはメグとは異なる小型のモンスターですが、その数の多さと捕食本能で圧倒的な存在感を放ちます。鋭い歯と高速で獲物に襲いかかる特性を持ち、集団で動くため、一度現れると避けようがないほどの破壊力と獰猛性を劇中で見せております。
スナッパーズは、リゾート地ファン・アイランドでの混乱をさらに加速させる存在として描かれています。
彼らは陸上や海上を問わず活動できる為、突然人々を襲うシーンは恐怖と緊張感の頂点を生み出します。その動きや攻撃の荒々しさは、メグやジャイアントオクトパスと並び、物語に新たな恐怖を加える重要なキャラクターとなっています。
スナッパーズの登場により、混沌とした世界観がさらに深まります。
名前:ジャイアントオクトパス
ジャイアントオクトパスは、深海から現れた巨大なタコで、その圧倒的な大きさと力強さで観る者に強烈なインパクトを与えるモンスターです。
その長い触手は船を簡単に引き裂き、人々を絡め取るほどの強力な武器となり、リゾート地ファン・アイランドでの大混乱の象徴的存在となっています。
陸上の建物や海上の船を巻き込みながら暴れまわるその姿は、まるで自然の力が人間を飲み込もうとしているかのような恐怖を感じさせます。
特にジウミンが手作りの爆弾で挑むシーンは、その巨大さと脅威を一層際立たせる瞬間です。
ジャイアントオクトパスは、メグやスナッパーズとは異なる静かな威圧感を放ちながらも、
その破壊力で物語をさらに壮絶なものにしています。
その巨大で恐ろしい姿が、深海モンスター映画の魅力を引き立てる重要な存在として輝いています。
人気サメ映画「MEG ザ モンスターズ2」メイン出演者&公開情報
メイン出演者 :ジェイソン・ステイサム 前作続投
:ウー・ジン
:ソフィア・ツァイ 前作続投
:クリフ・カーティス 前作続投
:ペイジ・ケネディ 前作続投
:セルヒオ・ペリス=メンチェータ
:メリッサンティ・マハウト 前作続投
:シエンナ・ギロリー
視聴時間:115分 (1時間55分)
公開日 :アメリカ合衆国 2023年8月4日
:日本 2023年8月25日
ざっくり映画評価
①総合的満足度:
②話の面白さ:
③話の分かりやすさ:
④テンポの良さ:
⑤オススメ度:
配信情報(2024年12月28日時点)
2024年12月現在、Netflix以外の配信サービスではレンタルが必要です。
劇中の曲名
- オープニングタイトル:Under Pressure(feat.David Bowie)
アーティスト :クイーン(Queen) - エンドクレジット1:That’s Not My Name ※YouTubeに曲があります。
アーティスト :Pimprapa Tangprabhaporn(Pim) - エンドクレジット2:Chomp (Bankey Ojo Remix)
アーティスト :ペイジ・ケネディ(Page Kennedy) - サントラ :Meg 2: The Trench (Original Motion Picture Soundtrack)
アーティスト:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
感想
率直に言うと、個人的には前作の方が面白かったです。
ただ、今作にも魅力的なポイントがたくさんありました。やはり「MEG対ジョナス」という無茶苦茶な構図は健在で、ジョナスの豪快な戦いっぷりやスケール感のあるアクションシーンは、前作同様の迫力で楽しめました。
作品全体を通して印象に残ったのは、前作で臆病なキャラだったDJの成長ぶりです。軍事訓練を受けて鍛え直し、格闘術や銃の扱いまで習得した彼が、今作では堂々と活躍する姿はかなりカッコよかったと素直に思います。
新キャラクターのジウミンも強烈な存在感を放っています。ジョナスに匹敵するほど万能で、ヘリ操縦から手作り爆弾までこなすそのスキルには驚かされ、まるで「無敵ジョナスがもう一人増えた」ような感覚でした。
一方で、残念に感じた点も。
まず、スーインが詳細もなく亡くなっているという設定には違和感を覚えました。
前作でヒロインだったキャラの突然の退場は、物語序盤から少し引っかかる部分でした。
また、ジウミンの活躍が派手すぎて、ジョナスの魅力が少し霞んでしまった印象も。ジョナスの破天荒さが際立つためには、彼一人の無双が映えるのではと思いました。
さらに、海底施設の存在や登場タイミングの説明不足、戻るまでの時間の速さ、自作した槍の数がシーンごとに変わるといった細かい部分での粗さが目立ち、前作と比べて作品全体の完成度がやや落ちているように感じました。
とはいえ、サメ映画としてのスリルや爽快感は十分です。CGのクオリティも高く、深海モンスターの迫力を存分に楽しめます。頭を空っぽにしてワクワク感を求めるならぴったりの作品。ぜひ「MEG」シリーズを1作目から通して観て、壮大なモンスターアクションを堪能してみてください!
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